コーヒーの素晴らしい香り・コク・酸味を楽しむときには、器の品質にもこだわったほうが良いでしょう。コーヒーは入れる器によって香りや味に変化が出るとされています。それは形状によって匂いが立ちやすいと味に丸みが出るといったこともあるでしょうが、上質なコーヒーカップで飲むことで心理的な影響がでるからです。
では、コーヒー好きがオススメしたいワンランク上のコーヒーカップのブランドは、陶器の中でトップクラスの知名度を持つウェッジウッドは外せません。ウェッジウッドの代名詞とも言えるワイルドストロベリーを始めとして、素晴らしいデザインが施されたコーヒーカップがあります。高級品として知られているのは、その素晴らしい装飾が多くの人々を魅了したからです。結婚のお祝いや引き出物などにもよく使われていますから、自分では購入していなくても知り合いからもらったものが自宅にあるという人も少なくないでしょう。もし、家にウェッジウッドのコーヒーカップがあるならば、贅沢な気分を味わうための第一歩として思い切って使ってみましょう。
他にもワンランク上といえるコーヒーカップのブランドとしては、ヨーロッパで最初に磁器をつくったマイセン、ドイツ生まれで伝統的なデザインと先進的なモダンデザインを融合させたフッチェンロイター、イヤープレートでもおなじみのロイヤルコペンハーゲンがあります。
負けていない日本のコーヒーカップ
でも、コーヒーカップだからといって海外のブランドだけこだわる必要はありません。日本の焼き物も世界的に有名なのですから、先に挙げたブランドに負けないものがあります。たとえばマイセンの源流とも言える有田焼でも、コーヒーカップはあります。有名な窯はいくつかありますが、やはり世界を驚嘆させた赤で有名な柿右衛門窯は外せません。絵画のように美しく絵付けが施されたコーヒーカップとソーサーは、眺めているだけでも気持ちが満たされます。一客だけでも5万円から10万円くらいはしますが、特別な体験をしたいのであれば手に入れてみましょう。