日本では全国各地で古来から色々な種類の焼き物が作り出されてきました。日本の焼き物は世界中でも人気が高く、永年の技術の蓄積のなかでデザインも製造法も洗練されてきた結果、現在では国の伝統工芸品に指定された陶器は多数に上ります。器ひとつのデザインや意匠の違いだけで食卓の印象をがらりと変えてくれるのが、陶器の魅力です。料理メニューに応じてチョイスするだけでも、食卓を華やかにし気分まで明るくなります。そんな日本伝統食文化に不可欠の焼き物である陶器ですが、最近ではコーヒーカップとしても確実に人気を高めつつあるようです。
自宅でもオフィスでも
自宅でゆっくりしたいとき、職場でひといき休憩を入れたいときなどのシーンで、気軽に利用できるコーヒーカップはなくては鳴らない存在です。コーヒーを飲む機会が増えたことで、各人の好みや用途に応じてコーヒーカップを選ぶにしても多彩な選択肢の中からチョイスすることが出来るようになりました。中でも人気が高いのがマグカップ、陶器の素材のものにはどのような魅力があるのでしょうか。トレンドの中心になっているのは、和モダンなテイストのデザインです。個人の工房ではシンプルなデザインと、落ちついたトーンの色合いのものが人気を集めているそう。和風なデザインは北欧のデザインに通じるものがありながらも、普通の内装環境でも違和感なく溶け込むことから使い勝手がいいのも人気の理由の一つといえそうです。
伝統工芸品のコーヒーカップ
他方で日本各地の伝統工芸として親しまれてきた陶器で、コーヒーカップを作りだすという工房も増加しています。各地の伝統陶器には、それぞれに色合いやデザインに特性がみられますが、コーヒーカップにも伝統的テイストをかもしだしているのが特徴です。ただ伝統を踏襲するといっても、コーヒーカップとして利用するにしても違和感を感じさせることがなく、デザイン的にも洗練されているので完成度は非常に高くなっています。
陶器のコーヒーカップには、従来のカップにはない魅力を感じることができるのが魅力です。